シリア:デモ、武力衝突、治安悪化が農業に与えた影響

ハマー県のじゃがいも農家の話

じゃがいもの種芋を植えた時点では、影響はほとんどなく、天候もよく、楽観視していた。ところが次第に混乱がハマー県に及んできた。

燃料が入手できなくなり、公定価格15シリポンのところ、闇市場で20シリポン支払わなければならない。これは、灌漑施設の稼働に影響する。

武装集団が銃撃し、交通が寸断されるようになると、農業労働者や農業技術者が家に籠もり、農場に来なくなった。

薬局が店を閉め、必要なタイミングで農薬や肥料を買うことができなくなった。

出荷については、例年ならば、作物はアラブ・ヨーロッパ諸国へも輸出しており、評判は良かった。今年は道路が危ないため、遠方への出荷ができず、ハマー県内だけに販売している。すると、供給過剰になり、単価が暴落した。

今年の収穫の全体像は、小麦は影響受けず。砂糖大根は影響小。綿花は豊作。

ハマー県の果樹園農家の話

例年であれば、農業労働者は、ハサケ、イドリブ、ダルアー、ハマーの各県を巡り歩くのだが、今年は危険なので、労働者の確保に苦労した。

価格の下落は、(昨年→今年)メロンが25~35シリポン→13~17シリポン。桃が50~60シリポン→35シリポン。(だいたい30~50%減か)

ダルアー県の農家の話

ダルアー県の全体で戦闘が行われたため、畑に火薬が飛び散っており、今年収穫した豆は、火薬の味がする(笑)。そのため、ほとんどの農家は収穫せず、そのまま畑で腐らせた。

農医薬、殺虫剤、肥料を買うのに、以前は収穫期に精算する「付け払い」だったのに、今は全額現金決済なので、畑を耕す意欲を失ってしまった農家が大勢いる。

危険で交通が寸断されているため、遠方への出荷ができず、ダルアー県内で農産物価格が暴落した。

トマトだけはあまり影響を受けず、豊作だった。
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出荷調整をすることが任務の貯蔵供給公社は、今年は治安悪化のため統計を取ることができず、機動的に出荷調整できなかった。

野菜果物輸出委員会の会長によると、輸出は減少した(数字は示さず)。主な原因は、労働者が働くことのできない期間があった。買い付け業者が地域を歩き回ることができなかった。

・・・頭が弱い人は、騒ぐとこうなるということを見通せず、騒いでしまうんですよね。喜んだのはイスラエルだけ。



The impact of events in Syria, the agriculture sector .. Cut off the roads and the lack of labor, fertilizers and pesticides impacted negatively on farmers
http://www.syriandays.com/?page=show_det&select_page=55&id=29030
http://goo.gl/tWVD9
Saturday 26/11/2011
18:42:21

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