伊藤忠商事、ウラン安定調達に道 ナミビア鉱山開発に追加出資

伊藤忠商事、ウラン安定調達に道 ナミビア鉱山開発に追加出資 
産経2010.7.9 17:01

 伊藤忠商事は9日、アフリカ南西部ナミビアで大規模なウラン鉱山を開発するオーストラリアの資源開発会社に追加出資すると発表した。豪エクストラクト・リソーシーズの株式10.3%を取得する。

 伊藤忠は3月、エクストラクト株の40%を保有する資源大手カラハリ・ミネラルズに15%を出資した際に、エクストラクトにも間接的に6%を出資しており、今回の追加出資で合計でエクストラクト株の持ち分を16%強に引き上げる。

 エクストラクトが開発するウラン鉱山、ロッシング・サウス鉱区は、世界有数の埋蔵量を誇る大規模ウラン鉱区。ウランの生産開始は2013年を計画している。埋蔵量は10万2700トンと推定されており、13年には世界生産量の1割強に相当する年5700トンの生産を計画し、電力会社向けに供給する。

 地球温暖化対策や環境規制強化を追い風に世界では、今後15年間にアジアや中東、新興国で約500基の原発需要が見込まれるなど原発が再評価されている。このため、燃料となるウラン資源の争奪戦が激化している。

 伊藤忠は、ウランの貿易量では年間4000トンを販売し、ドイツのニューケムに次ぐ世界2位。ナミビアのウラン資源は、大規模で日本向けの安定調達につながることから、石油天然ガス・金属鉱物資源機構も融資を計画し、民間を後押しする計画だ。

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