イギリスによる北アイルランド統治手法 植民地主義、アパルトヘイト政策を今なお続けている

地元アイルランド人はカトリック教徒で多数派。スコットランド、イングランドからの移民はプロテスタント系で、現地人から土地を収奪した。

プロテスタント系の政治家が必ず選出されるよう、選挙区を意図的に線引きしてある(ゲリーマンダリング)。典型例がロンドンデリー(デリー)で、人口の3分の2がカトリックなのに、高官は過去からずっとプロテスタントである。

選挙権は家屋所有者に限定されているので、この時点でカトリック住民は排除される。ビジネスオーナーには追加の投票権が与えられる。プロテスタント優遇措置である。

プロテスタントの社長は、カトリックを従業員として雇うことを共同して拒否している。タイタニック号を建造したHarland and Wolff社は、従業員のほぼ全員がプロテスタントである。ごく少数のカトリック従業員がいるが、職場でいじめられたり、脅迫されたり、暴力を振るわれていることが報道されている。

カトリックに対する公営住宅の割り当てにはあからさまな差別が横行している。公立学校はプロテスタントの子弟専用である。カトリック子弟の教育には、カトリック教会が学校を建設運営しなければならない。2019年においてもカトリック子弟の93%は教会学校に通学している。

このような差別政策は、イスラエルがパレスチナに対して日々実行しているアパルトヘイトと同じである。

筆者は先日、北アイルランド駐留イギリス軍の幹部と長時間話し合う機会があったが、兵士はここで訓練を受けたあと海外へ派兵されるので、当人たちは北アイルランドに来ることを楽しいと思っていないとのことであった。

北アイルランドは今、Brexitによって法的地位に軋みが生じている。このたびイギリス政府は、1972年にIRA幹部に大量の銃弾を撃ち込み、蜂の巣にして殺害したイギリス軍兵2人の起訴を禁止することを決め、アイルランド政府は一方的な決定に反対を表明した。イギリス有力紙は「公務を執行した兵士を起訴しない判断は正しい」とする論陣を張ったが、歴史に目をつぶって判断してはいけない。

Why are we Britons so myopic about Northern Ireland? It really doesn’t belong to us and we’ve got to stop pretending otherwise
https://www.rt.com/op-ed/522998-britain-ireland-veterans-trial/



・・・そもそも軍管区としての北アイルランドはイギリス領ではなく、「海外領土」。本土とは別扱いの占領地で、海外派兵の供給地、出発地点ですからね。

「・・・Unionist Party」という名称の政党は、党員のほぼ全員がスコットランド、イングランドの軍警察退職者だし。

北アイルランド向けの経済振興策も、社長がプロテスタントでないと補助金を受け取れないと法律に明記されていたりする。全然融和になっていない。

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