セルビアとコソボが在イスラエル大使館をエルサレムへ移転へ 米国が仲介

米国は、セルビアとコソボの相互承認を狙っていたようだが、最後の土壇場でセルビアが拒否した。
Vucic Says Section on Kosovo Recognition Scrapped From White House Talks Agenda
02:46 GMT 04.09.2020
https://sputniknews.com/europe/202009041080362128-vucic-says-section-on-kosovo-recognition-scrapped-from-white-house-talks-agenda/

米国とセルビアで二国間協定、米国とコソボで二国間協定。三角形の国際協定を結んだのではない。
内容は経済分野が主である。
セルビアとコソボを高速道路で結び、コソボ内のセルビア人地区との連絡を改善する。米国EXIM Bankが融資する。
セルビアとコソボで外交官、国家資格の相互承認。
信頼できる供給者からの5G網構築(Huawei排除、反中国
米国のビザなし基準に適合した空港システムの導入。
信教の自由と保護、特にコソボ内でのセルビア正教保護。
第三国によるコソボ承認、およびコソボ承認の取り消しを求めるセルビアの活動の1年間休止。
Vucic Discloses Content of Bilateral Agreement on Kosovo Signed at White House
22:50 GMT 04.09.2020
https://sputniknews.com/europe/202009041080370726-vucic-discloses-content-of-bilateral-agreement-on-kosovo-signed-at-white-house/

米国とイスラエルがほぼ同時に発表(注:コソボは発表していない)。
コソボはイスラエルと国交樹立し、大使館をエルサレムに置く。コソボはムスリム多数派の国。セルビアはまず領事館をエルサレムに移し、1年後に大使館をエルサレムに移転する。
PM: Kosovo to establish ties with Israel, open Jerusalem embassy along with Serbia
Kosovo to be first Muslim-majority nation to open embassy in capital; agreements part of normalization deal with U.S.; Netanyahu hails step in rare Shabbat statement, says 'circle of peace and recognition of Israel is expanding, more countries are expected to join'
News Agencies |
09.04.20
https://www.ynetnews.com/article/HJTT3leNv

・・・NATOが力尽くでコソボをセルビアから分離してみたものの、円満な協議離婚にならなかったため、コソボの国際貿易や金融決済に国際法上の問題が残された。世界と自由に経済交流できないコソボは困窮を強いられ、かといって米欧が経済支援するはずがないので米欧は俺たちをそそのかしておいて話が違うじゃねーかという状態になっていた。

セルビアに経済制裁や各種嫌がらせを長年加えて、現時点でこのような形に丸め込んだということだ。イスラエルとの関係について両国とも積極的に語っておらず、スルーしていると思うので、「丸め込まれた件」の一つと考えて良かろう。

セルビアとコソボの二国間関係については、まだ信頼醸成に至っていないという特にセルビア側の判断で、まずは高速道路を1本建設して様子を見ましょうということになったのだろう。

難しい交渉をまとめた米国の交渉担当者は大いに褒めてもらいたかったようだが、記者会見でマスコミが1つも質問せず華麗にスルーしてくれたので、癇癪を起こしていた。知らんがな(苦笑)。

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