「スンニー派の首相が好きにしてよい」という制度ではない レバノン政治改革の大原則について

かつてはマロン派大統領に集中していた権限を縮小することがターイフ合意で決まったが、それは、スンニー派首相が好きにしてよいという意味ではない。

閣議を通過する議案の大半について拒否権を持つ財務相ポストをシーア派が押さえることで、スンニー派の暴走を押さえる仕掛けを盛り込んだ。

今協議中の政治改革で財務相ポストがシーア派に与えられないのであれば、(人口の3分の1を占める)シーア派は政府に協力しない。

Taif Agreement Ensured Shia Governmental Partnership through Finance Portfolio & Binding Signature on Ministerial Decrees
18 hours ago September 19, 2020
http://english.almanar.com.lb/1147269

・・・この発言をしている人は、1980年代からチャキチャキのバアス党員。

日本の専門家はこうした知識を押さえていない人がほとんどですねー。米国がこういう方針を打ち出しているから、この件はこれでおしまい、異論を挟むな、時間の無駄とか簡単に言ってくれるんだけど、そうはいかない。世界の中で日本だけそうしている、日本こそ特殊な事例だってことをわかっているのか、いないのか。

レバノンの泥沼にはまったと言われているマクロンは、今後どうするのでしょうか。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント