イラン問題に関するロシア外務次官の見解
イラン問題に関する外務次官の見解
japanese.ruvr.ru/2010/12/17/37074345.html
17.12.2010, 14:44
ロシア外務省のセルゲイ・リャブコフ外務次官は、ロシアの声との独占インタビューに答えたなかで、イランが進める核開発は様々な問題を呼び起こしてはいるものの、深刻な懸念を呼び起こすものではないと述べている。
リャブコフ外務次官は、国連安全保障理事会常任理事国5カ国とドイツからなる6カ国が、12月上旬にイラン側とジュネーブで会合を開いたことに触れ、イラン側は少なくとも交渉への準備ができている、と述べている。イラン側との交渉が1年以上にわたって中断されていたことを考慮すれば、イラン側が交渉に応じたのは重要なことだ。
ジュネーブでの会合にみられるような前向きな傾向を維持し、対話の形を継続していくことが大切だ。リャブコフ外務次官は、イランの核開発計画と、核安全保障を巡る状況一般については、しっかりと切り離して議論する必要があると指摘している。
―ジュネーブでの交渉は、12月6日から7日にわたって、1日半にわたって行われ、かなり複雑な問題が議論された。それと同時に、14ヶ月にもわたって交渉が中断していたため、参加国が関心をもつ問題が幅広く議論されたという意味で、非常に有意義なものだった。また将来の道筋をつけたという意味でも意義のあるものとなった。同じような形でさらに会合を開くことで合意している。おそらく、1月末にイスタンブールで開催されることになるだろう。
またリャブコフ外務次官は、ウィキリークスでの情報漏えいスキャンダルに関して、イランとの交渉プロセスには大きな影響は与えていないとしている。リャブコフ外務次官は、ウィキリークスとイラン問題には直接の関係はなく、イランとの交渉への参加国は、長期間にわたる交渉を通じて、相互の立場への理解には深いものがあると述べている。
さらに、リャブコフ外務次官は、ウィキリークスによって、いままで知られていなかったような事実が明るみにでたとは考えていないと語っている。現在重要なことは、イランに対して1カ国が単独に制裁を行うなどの挑発的な行動を慎むことだとリャブコフ外務次官は指摘する。
―イランへの制裁に関するロシア連邦の立場はいままで通り明確で、我々は制裁が政治外交的目標を達成するための有効な手段であるとは考えてはいない。しかし、制裁が避けられないものとなる状況が起こることも確かだ。今年はそのような状況が起こり、国連安全保障理事会によって第1929号決議が採択されたことはご存知の通りだ。その決議を我々は支持したが、それははっきりとしたシグナルを送ることが必要な状況があったからだ。
今回の経済制裁は実際にイランに大きな影響を与えている。フランスのトタル、イギリス=オランダのロイヤル・ダッチ・シェル、イギリスのBPなどの世界石油メジャーはイランから撤退した。またトルコの石油精製会社テュプラシュもイランでの活動を停止している。イランは自国でのガソリン生産に追い込まれているが、それはインフラの不足から質の良いガソリンとはなっていない。またiPhoneも、正規品は手に入らず、中国製の模倣品が出回っている。
アハマディネジャド大統領は宗教指導者らの支持を失っており、モッタキ外相の更迭に踏み切った。アメリカは更なる経済制裁の強化を呼びかけているが、アハマディネジャド政権がどこまで持ちこたえることができるのか、また更なる制裁によってイラン経済がどのような影響をうけるのか、今後とも注目していかなくてはいけない問題だろう。
japanese.ruvr.ru/2010/12/17/37074345.html
17.12.2010, 14:44
ロシア外務省のセルゲイ・リャブコフ外務次官は、ロシアの声との独占インタビューに答えたなかで、イランが進める核開発は様々な問題を呼び起こしてはいるものの、深刻な懸念を呼び起こすものではないと述べている。
リャブコフ外務次官は、国連安全保障理事会常任理事国5カ国とドイツからなる6カ国が、12月上旬にイラン側とジュネーブで会合を開いたことに触れ、イラン側は少なくとも交渉への準備ができている、と述べている。イラン側との交渉が1年以上にわたって中断されていたことを考慮すれば、イラン側が交渉に応じたのは重要なことだ。
ジュネーブでの会合にみられるような前向きな傾向を維持し、対話の形を継続していくことが大切だ。リャブコフ外務次官は、イランの核開発計画と、核安全保障を巡る状況一般については、しっかりと切り離して議論する必要があると指摘している。
―ジュネーブでの交渉は、12月6日から7日にわたって、1日半にわたって行われ、かなり複雑な問題が議論された。それと同時に、14ヶ月にもわたって交渉が中断していたため、参加国が関心をもつ問題が幅広く議論されたという意味で、非常に有意義なものだった。また将来の道筋をつけたという意味でも意義のあるものとなった。同じような形でさらに会合を開くことで合意している。おそらく、1月末にイスタンブールで開催されることになるだろう。
またリャブコフ外務次官は、ウィキリークスでの情報漏えいスキャンダルに関して、イランとの交渉プロセスには大きな影響は与えていないとしている。リャブコフ外務次官は、ウィキリークスとイラン問題には直接の関係はなく、イランとの交渉への参加国は、長期間にわたる交渉を通じて、相互の立場への理解には深いものがあると述べている。
さらに、リャブコフ外務次官は、ウィキリークスによって、いままで知られていなかったような事実が明るみにでたとは考えていないと語っている。現在重要なことは、イランに対して1カ国が単独に制裁を行うなどの挑発的な行動を慎むことだとリャブコフ外務次官は指摘する。
―イランへの制裁に関するロシア連邦の立場はいままで通り明確で、我々は制裁が政治外交的目標を達成するための有効な手段であるとは考えてはいない。しかし、制裁が避けられないものとなる状況が起こることも確かだ。今年はそのような状況が起こり、国連安全保障理事会によって第1929号決議が採択されたことはご存知の通りだ。その決議を我々は支持したが、それははっきりとしたシグナルを送ることが必要な状況があったからだ。
今回の経済制裁は実際にイランに大きな影響を与えている。フランスのトタル、イギリス=オランダのロイヤル・ダッチ・シェル、イギリスのBPなどの世界石油メジャーはイランから撤退した。またトルコの石油精製会社テュプラシュもイランでの活動を停止している。イランは自国でのガソリン生産に追い込まれているが、それはインフラの不足から質の良いガソリンとはなっていない。またiPhoneも、正規品は手に入らず、中国製の模倣品が出回っている。
アハマディネジャド大統領は宗教指導者らの支持を失っており、モッタキ外相の更迭に踏み切った。アメリカは更なる経済制裁の強化を呼びかけているが、アハマディネジャド政権がどこまで持ちこたえることができるのか、また更なる制裁によってイラン経済がどのような影響をうけるのか、今後とも注目していかなくてはいけない問題だろう。
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