密入国者に配慮していた日本(1953年)

16-衆-法務委員会-33号 昭和28年08月07日

○田嶋委員 ・・・戦争中に疎開するために朝鮮に帰つた。そうして朝鮮はああいうふうな状態になつて、夫は内地におる。妻と子供を帰してその妻と子供はこちらに渡れないで密入国しておる。こういう事例も非常に多いようでありますが、こういうものはどういう取扱いをしておるのですか。

○鈴木(一)政府委員 ・・・原則といたしまして密入国者は必ず帰すというのが法の建前でございますので、・・・ただ日韓の歴史的な関係もございますし、ある者につきましては、認めて在留を許す方が両国のためになるのではないかというような考え方もある・・・どこに線を引くかということが非常にむずかしい・・・百七十万そつくりおいでくださいと大手を広げて日本に迎えるということであれば、これは非常にたやすいことでありますが。百七十万おつては困る、まだ日本はそれほどの経済的な余裕がないということになりますと、どこに線を引くかということになる・・・現在の一応の考え方といたしましては、特別に日本のために働いた人であるとか、つまり日本といたしましてその人に恩義を感じておるというような人、一例をあげますればそういうようなことでありますが、普通のただ善良であるということだけでなしに、何かぜひその人を救つてあげなければならぬという積極的な理由のある人につきましては、特別に考える考え方でおるわけであります。

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この記事へのコメント

2012年02月12日 06:01
ネトウヨのいう、全員密入国ってのは捏造ってことか
hibikan
2012年02月12日 09:04
いえ、密入国には違いないが、機械的に「全員即追放」にしているわけではないと説明しています。パスポートを持っていない、入国記録がない、というのは、外国人にとり致命的な欠陥・犯罪行為であることに、疑いはありません。

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  • レイバン

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