犬山事件(1948年)

2-参-治安及び地方制度委員会-10号 昭和23年04月26日

○委員長(吉川末次郎君) それでは短かく……。本月の八日に愛知縣の丹羽郡犬山町の地内、木曽川の畔におきまして、櫻の名所でありますが、犬山城の附近の木曾川堤の櫻を目物中の一日本人と朝鮮人が些細なことから口論を始めまして、これに端を發して附近に櫻見物中の日本人、朝鮮人が双方にそれぞれ加擔いたしまして、約三百名が入亂れる大規模の亂闘事件になつたわけでありまして、犬山町の自治體警察員は二十八名だと思つておりますが、間違つておるか分りませんが、大體それくらいの數があるのでありますが、當然それでは鎭壓することができないというので、早速愛知縣の國家地方警察本部に連絡をとつてその應援を求めましたのであります。ところが愛知縣國家地方警察が犬山町に參ります以前にその騒擾事件が起りましたのはいわゆる各務ヶ原飛行場の近くでありまして、その各務ヶ原におりまするM・Pの一隊がジープで音を立て應援に參りましたので、愛知縣廳からの國家地方警察の應援が參ります前に事件は鎭壓されてしまつた。發生いたしましたのは四月八日の午後一時でありまして、それが鎭まりましたのが、夕方六時頃ということになつております。それから新井健太という朝鮮人が重傷を負つております。尚亂闘中の被害者は多數あるようでありますが、たとえば朝鮮人がビール瓶のようなものを振廻わしたり、或いはステツキや棍棒のようなものを振廻わして、そこで櫻を見物していた日本人のところへ暴力でもつてなだれ込んが行つて、喧嘩を吹つかけるようなことをしたので相當多數の輕傷を負つた者もあるようでありますが、ここに愛知縣の檢察廳から名を擧げて報告いたしておりまする被害者は、何れも全治一週間乃至三週間ぐらいの打撲傷を負うた者三人しか擧げておりません。瀕死の重傷を負わされたのは新井健太という二十四の朝鮮人、尚詳しいことは一つ報告書を御覧を願いまして、大變簡單であります・・・

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