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zoom RSS シリア:アサド・ブラヒミ特使が会談 調停は失敗

<<   作成日時 : 2012/12/28 04:05   >>

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(注:情報を追加した上、12月30日04時に編集し直した。)
ブラヒミ国連特使がシリア訪問、アサド大統領と会談 12月24日
まずはSANAの記事。(ブラヒミ提案の具体的な中身は書かれておらず、シリア側の条件が綴られている。)
http://www.sana-syria.com/eng/21/2012/12/25/458802.htm



ブラヒミは3項目の提案をした。
(1)トルコ、カタール、サウジを含む停戦。しかしJabhah al-Nusrahを含まない。
(2)移行期間中は、権限を一部制限したアサドが残る。手放した権限は、NCSORF以外の反体制派から選ぶ首相が握る。
(3)アサドに、2014年の大統領選に出馬しない確約書提出を求める。

アサド大統領は、ブラヒミ提案の総論各論を完全拒否。アサドは逆に3項目の要求。
(1)外国介入を求める勢力の閣僚入りと対話参加禁止。
(2)ムスリム同胞団の対話参加を永久に禁止。
(3)全ての外国人ゲリラの撤退、彼らに対する武器・資金援助停止。

12月26日付け記事。
http://www.dampress.net/index.php?page=show_det&select_page=6&id=24503

・・・話がここで終わったら、会談が決裂したかのように思える。



(12月29日07時40分追記
シリアのal-Ikhbariyah TVの報道。
(注:常識的には、ブラヒミは、事前にシリア外務省に対し、提案内容を詳細に説明していたはずである。)

アサド・ブラヒミ会談で、アサドは一方的に話しまくり、ブラヒミは言葉を挟むことができなかった。アサドは最後に、「私はシリアの主権、統一、領土保全を重視している」と言って、会談は終了した。15分に満たなかった。

・・・ブラヒミは、大統領権限を全て委譲された暫定政府の樹立を提案したと報じられており、大統領は、(ブラヒミ提案のままでは、外国の影響を受けた人物が政府に入り込むとして、)それを全面拒否したと見られる。
(追記終了)



(12月28日09時40分追記
12月26日、トルコ匿名外交筋の話。アサド残留のブラヒミ提案に、トルコは反対。反体制派を説得することは難しい。もしどこかの国が説得するなら、新しいアイデアがあるのだろう(=トルコ政府が反対派を説得することはない、と間接的に表現している)。ダブリンでの米ロ合意(注:捏造報道)の内容。
http://megalodon.jp/2012-1227-1616-04/todayszaman.com/news-302291-turkey-objects-to-transition-with-assad.html

(注:トルコがジュネーブ合意に反対表明したのは、この日が初めて。)



関係者との協議を終えたブラヒミが12月27日、記者会見。彼が提案した内容の一端をうかがい知ることができる。これを読むと、ジュネーブ合意からブレないことで合意したかのように読める。規模の大きな国際監視団派遣構想について語っている。ここ数日、米英の主要メディアが報じている、ダブリンでの「米ロ合意」について、そのようなものは存在しないと否定した。
Brahimi: Geneva Agreement Includes Enough Ideas to Resolve Crisis in Syria, Not Need to Add Any New Points
Dec 27, 2012
http://www.sana-syria.com/eng/21/2012/12/27/459230.htm

(12月30日00時40分追記
注:ちなみに、ブラヒミは、ベイルート国際空港で離発着し、陸路でシリアに出入国した。ダマスカス国際空港は開いているが、安全を重視したと思われる。

こちらのニュースによると、ブラヒミとの会談終了後すぐ、モスクワに派遣されたシリア外務次官も、ベイルートからモスクワへ向かった。
http://arabic.rt.com/news_all_news/news/603548/
(追記終了)



(12月30日01時05分追記
12月28日。ロシア外相とシリア外務次官が、ブラヒミ提案について協議。
シリア外務次官の発言。諸外国はテロ支援を止めるべき。解決は、シリア人の手によらなければならない。

ラブロフ外相の発言。ロシアの姿勢に変化はない。

ロシア外務報道官の発言。ジュネーブ合意は差し替え不能
http://www.sana-syria.com/eng/22/2012/12/28/459339.htm
(追記終了)



(12月30日03時45分追記
12月29日、ブラヒミ特使がロシア訪問、ラブロフ外相と会談。
共同記者会見でラブロフ外相の話。辞職することを拒否しているアサド大統領の姿勢を、変えることはできない。国際監視団派遣は支持するが、(1)停戦の実現と(2)全ての関係者が同意すること、の2点が前提条件。ジュネーブ合意に基づき、政治解決を模索しなければならない。ロシアの立場は変化していない。

ブラヒミ特使の話。2つの選択肢しかない。1つは政治解決。もう一つは国際化で、シリア人と地域全体に深刻な結果をもたらす。

(文末で)ロシア専門家の話。ラブロフ・ブラヒミ会談で、新しい方向性は示されなかった。つまり調停は失敗した(=米国陣営が求める条件は、拒絶された)。
http://arabic.rt.com/news_all_news/news/603806/
(追記終了)



(12月30日04時00分追記
12月29日、国連報道官が、報道各社にメールで説明。
ブラヒミ特使は、アサド大統領が2014年まで権力の座に残るべきだとは、決して言及していない。特使は、(ジュネーブ合意に沿って)可能な限り早く暫定期間が始まるべきであり、可能な限り(暫定)政府が作られるべきであり、危機が2013年に解決されることを希望する、なぜならば、2014年まで待てないからだ、と言い続けている。

特使は、ダマスカスで27日に行われた記者会見で、「我々は、移行期間に全権力を握る政府を形成する必要がある。暫定期間が、国家機関の崩壊をもたらしてはならない」と語っていた。
http://news.xinhuanet.com/english/world/2012-12/29/c_132070025.htm
(追記終了)



(バアス党筋が説明するところの、政府提案の政治対話手順)

(1)何でも議題にできる。
(2)合意した点は文書化する。
(3)合意しなかった点は、選挙の争点にし、国民の信を問う。
(4)選挙後、獲得議席数に応じた憲法改正をする。
(5)大統領選に立候補するための要件「議員3分の2以上の支持」条項は、敷居を下げることを検討してもよい。
(6)新しい憲法に則り、大統領選を実施する。

(12月30日00時25分追記
(バージョンが少し異なる手順)

(1)国連の監視下で選挙を実施する。
(2)過半数を獲得した政党が、組閣する。
(3)議席の多い順に、全体の3分の2までの政党 議会内で3分の2の多数派工作ができた集団が、新憲法を起草する。
(4)議席の3分の1を獲得した政党が、憲法草案に拒否権を持つ。
(5)草案を国民に提示し、国民投票を実施する。
(6)新憲法下で総選挙を実施する。
(7)大統領選を実施する。

(追記終了)



変な記事が出回っている。シリア政府はジュネーブ合意を基本的に受け入れているのに、この記事では拒否したと捏造されている。態度を変えたのは、ロシア・シリアの側ではなく、米国陣営のほう。米英メディアは、何としてでもロシアが態度を変えた話に捏造したいようだ。もう米英の報道はめちゃめちゃ。米英の有名どころの記事がこれだけ徹底的に信用できない事態も珍しい。



国連特別代表とロシア、古いシリア和平案復活求めるが期待薄
2012年 12月 28日 08:55 JST
http://megalodon.jp/2012-1228-0939-43/jp.wsj.com/article/SB10001424127887324484504578206071104052916.html
英語原文
http://megalodon.jp/2012-1228-1001-42/online.wsj.com/article/SB10001424127887324669104578204962413182022.html

 【ベイルート】ロシアと国連は27日、シリア政府と反体制派がともに拒絶したことで実現していない数カ月前に提示されたシリア和平案を復活させることを求めた。 

 同提案による合意成立が、6月時点よりも高まっているとはみられていない。アサド政権は同提案を復活させようとの動きにはコメントせず、また、同政権追放を目指す反体制派で、この交渉に関わる人物は同提案は「筋が通らない」と批判した。

 自由シリア軍の調整役となっているトルコ在住のバッサム・アル・ダダ氏は「反体制派の誰もこれを受け入れられない。もし受け入れれば、シリア国民に拒絶されるだろう」とし、アサド軍は、どのような解決策においても大統領が一定の役割を果たせるようにするために、あまりに多くの人々を殺している、と話した。

 反体制派活動家によると、反アサド運動が2011年3月に始まってからこれまでに4万人以上が殺されたという。

 ロシアが反対したため、当初の案にはアサド大統領や現政権高官を新政権から追放することは明記されなかった。

 この案が最初に提示されてからシリア情勢は大きく変化した。反体制派が勢いを得て、支配地を増やし、同国北部で軍事施設を拡充している。また、首都ダマスカス周辺での支配地も拡大している。こうした状況を背景に、アサド政権の一部が存続するような案を反体制派が受け入れる公算はますます小さくなっている。

 政権側も譲歩の姿勢は見せておらず、反体制派の行動は大半が国を破壊するテロだと非難している。

 国連とアラブ連盟からシリア問題の交渉を任されたブラヒミ特別代表は27日、ダマスカスで、ジュネーブ提案はシリア内戦に終止符を打つ上で「適切な案だ」と述べた。同特別代表は「シリア国民は真の変革を求めている」とし、移行期が「国家あるいは国家機関の崩壊につながってはならない」と語った。また、当初案は修正が可能だとしながらも、具体的には言及しなかった。

 同特別代表はアサド大統領には言及せず、暫定政権は「完全な執行権限」を持つとし、これは「国家の全ての権限を暫定政府に持たせるということ」を意味するとしている。さらに、その後の政権がどのようなものになるか、提案に盛り込まれた選挙は大統領選なのか議会選なのかなどはまだ決まっていないと指摘した。

 一方、モスクワでは、ロシア外務省のアレクサンドル・ルカシェビッチ報道官が同国もジュネーブ提案を復活させようとしていると言明するとともに、アサド大統領の追放には反対であることを再確認した。ロシアは内戦が始まった時から大統領の最強の支持者であり、中国と並んでシリア軍に武器を売却し、反体制派弾圧に関する国連安全保障理事会の非難決議から大統領を守ってきた。

 ブラヒミ特別代表は今週末にロシアを訪問する。シリアのメクダド外務次官は27日、ブラヒミ氏の訪問前の地ならしのために、モスクワでラブロフ・ロシア外相と会談した。メクダド次官は別のロシアの上級外交官とも会う予定だ。

 シリアでは27日も戦闘が続き、反体制派は北部アレッポの警察学校と軍用飛行場を攻撃したほか、北部イドリブの政府軍基地でも同軍と交戦した。

(AP通信)
(追記終了)

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決裂したアサド・ブラヒミ会談の重要性
バアス党筋から面白い情報が回ってきたので、紹介する。一部“はったり”という感じがする情報が含まれている気もするが、事実と確認できる情報と付合している話も含まれており、頭ごなしに否定できない気がしている。 ...続きを見る
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