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zoom RSS シリア:ジュネーブ会議の最終声明

<<   作成日時 : 2012/07/01 08:29   >>

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6月30日。最終声明の原文
http://www.unog.ch/80256EDD006B9C2E/%28httpNewsByYear_en%29/18F70DBC923963B1C1257A2D0060696B?OpenDocument
http://megalodon.jp/2012-0701-2057-13/www.unog.ch/80256EDD006B9C2E/%28httpNewsByYear_en%29/18F70DBC923963B1C1257A2D0060696B?OpenDocument
最終声明に関する新華社の記事。
http://news.xinhuanet.com/english/world/2012-07/01/c_131686874.htm
http://megalodon.jp/2012-0701-0811-56/news.xinhuanet.com/english/world/2012-07/01/c_131686874.htm
中国外相のコメント。
http://news.xinhuanet.com/english/china/2012-07/01/c_131686885.htm
ロシア外相のコメント。
http://arabic.rt.com/news_all_news/news/588722/
http://www.sana.sy/eng/22/2012/06/30/428600.htm
前の記事

(7月4日21時15分追記
会議開催前にカタールが提出していた要求項目(全てロシアによって拒否された)。
http://www.syriandays.com/?page=show_det&select_page=73&id=32200
http://megalodon.jp/2012-0704-2113-53/www.syriandays.com/?page=show_det&select_page=73&id=32200
(追記終了)

(7月6日6時5分追記
シリア外務省声明。一部、文言の意味を確認したい部分があるとしつつ、原則歓迎を表明。
http://www.sana.sy/eng/21/2012/07/05/429350.htm
(追記終了)



(取りあえず気がついたことをメモ)

まず冒頭で、シリアの主権尊重が再確認されている。

米国が入れたがっていたアサド排除の文言は、ロシア外交によって除去された。

ロシア・シリアが入れたがっていた、武装集団への違法な武器・資金の流入禁止について、盛り込むことに失敗した。

アサドが宣言した反テロ戦争についても、言及なし。

つまり、政権側は主権国家として好きなことをしていいが、武装勢力とその背後にいる諸外国も、これまで通り、好きにやりますよ、と言っているようなもの。

軍が市街地から引く件については、改めて触れられてはいるものの、この最終声明のみならず日々の報道においても、以前ほど強調されていないように思うが、どうだろうか。

アナン特使と監視団UNSMISの活動に各派が協力すべき、暴力停止、人権尊重については、誰も反対しないきれいな言葉が並んでいる。

移行期間の政府について、若干具体的な言及がある。今の政府と反体制派が、合意の上で暫定政府を作るとか、憲法改正・法体系の改正を行い、直ちに国民投票にかけ、選挙を行うとか・・・。ただし、ところどころwould、could、canを使って、表現を弱めてある。書いてある通りにやってもいいし、やらなくてもいいという感じに仕上げてある。例えば憲法改正について、体制側は「2月に改正したばかり」と言えるし、反体制派は「もう一度改正しろ」と主張できる。

移行期間のタイムテーブル(工程表)について、明確に時間を設定して進めるよう求めている。外からスケジュールを押しつけないというのが、ロシアが提示した基本条件の1つなので、「シリア人自身がスケジュールを決めて、発表すべき」という意味か。

野党が政治活動を行い、実績を作っていくことは、ひとえに野党政治家の責任なので、去る5月の総選挙を、自らの自由意志でボイコットした集団を、このような形で救済するのは、筋違い。次の選挙まで放置して、冷や飯を食わせておけばいいだろう。わたくし的には気に入らない。

全体的に、誰も反対しない部分を寄せ集めて作った文書という印象。安保理内の力のぶつかり合いが、ちょうどシリア上空で均衡が取れている状態で、にっちもさっちも動かない。もうしばらく、今の治安状態が続きそう。

最後に、民主主義に移行する枠組みを示したこの文書は、シリアよりも、カタール、クウェート、サウジに送付したほうが良さそうだ(←嫌み)。

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2012/12/28 10:00
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ブラヒミ国連特使がシリア訪問、アサド大統領と会談 12月24日 まずはSANAの記事。(具体的な中身については、明確に書かれていない。) http://www.sana-syria.com/eng/21/2012/12/25/458802.htm ...続きを見る
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コメント(5件)

内 容 ニックネーム/日時
http://www.youtube.com/watch?v=teK95ozaDeU&sns=em

これの詳細教えて下さい。
デモなんでしょうか?
ダマスカスの市民っぽく見えるのですが。
BAN
2012/07/01 09:44
BANさん

私が探した範囲では、次の2つの動画が収録時間が長めで、現場の混乱状態が撮影されています。
http://www.youtube.com/watch?v=yhK2_Z0Zfms
http://www.youtube.com/watch?v=9A1A6KnZMt4

Zamalkaザマルカー(ダマスカス市街地を真東に出たところにある住宅地)で、先に死亡した人の葬儀をしていたところで、自動車に仕掛けてあった爆弾が爆発した。(動画によっては、ロケット弾を撃ち込まれたと書かれてあるものもある。)

反政府系の情報サイトは、死者75〜85人という数字を流しているようです。政府系の民間紙もいくつかは事件を取り上げており、死者数を30人以上と伝えています。

犯人については、まずはわかりやすい政府犯行説が指摘されていますが、逆に、政府に非難を向けさせる目的で、武装勢力が実行している可能性も、また否定できないと思います。

ダマスカス周辺では、ほかにも複数の爆発が発生しているが、政府系メディアはいちいち報道していません。

パレスチナ紛争やレバノン内戦でも、不安定な政治環境の中で、数多くの虐殺事件が発生しましたが、近親者以外は事件を忘れてしまいました。政治的には、誰が犯人であるかを追及することに、ほとんど意味はありません。

シリアについても、欧米の主要メディアが、デモや事件にあまりページを割かなくなってきていることからわかるように、騒いでも現地人にはメリットが生じなくなっています。欧米の関心は別のところにある。自分たちが世界の人々から支援されていると勘違いし、いつまでも騒いでいると、最後はペンペン草も生えない状態にされる危険に、早く気付いて欲しいなぁと思っています。
hibikan
2012/07/01 22:52
わざわざありがとうございます。

動画は結構衝撃的だったので真相が知りたくて質問しました。反体制派の仕掛けた可能性も否めませんね。

自分はアサド側を応援しています。反体制派に権力を与えると、極端な話、10万人くらい平気で殺しそうなので…。
どうにか、軍事介入が無いうちに、早く鎮静化して、アサドに勝利宣言してほしいです。


管理人さんには他にも色々話を聞きたいです。なにか連絡が取れるツールなどはありますか?メールなどでもいいです。よろしくお願いします。

BAN
2012/07/02 03:18
BANさん

私とのコンタクトは、このページの右上に「メッセージを送る」がありますので、そのボタンを利用してみてください。

まず、このブログに、形式的にアカウントを作ってください(無料)。氏名・住所は架空のものでOKです。実際にブログを書く必要はありません。そのうえで「メッセージを送る」ボタンを押せば、他の方々の目に触れない形で、私に直接メッセージを送ることができます。
hibikan
2012/07/02 05:48
なるほど。ありがとうございます。
BAN
2012/07/02 09:01

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